とある投資のインデックス

40歳までにとりあえず1億円目指しましょう

投資ではなく投機をしていませんか?

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目次

 

投資と投機の違い

 

『投資』と『投機』言葉の定義については調べればいくらでも出てきますが、

ここでは以下のように解釈します。

 

投資とは 100出資して長期で110を回収する行為

投機とは 100出資して短期で+50か -50 になるか賭ける行為

 

結論からいうと一般人であれば、『投機』ではなく『投資』をするべきです。

投機はギャンブル的要素が強く、長期的には致命的な理由で損する可能性が高いです。

やってはいけない理由はこちらをご確認ください。

個人が投機をしてはいけない3つの理由

 

100の金が150となり、その150が225と…雪だるま式に増えていくことは確かにあります。それが魅力なのも凄くわかります。

数十億円の資産を手にするまで勘とセンスだけで増やせる人もいますが、それは売れっ子のアイドルや、スポーツにおけるスーパースターと同じです。

一握りの誰かは“結果的”にそうなります。

だけどあなたがそうなるわけではありません。というよりもまずならないでしょう。

 

投機で稼ぐトレーダーでさえ、片手間でトレードしているわけではありません。

何十冊以上の本を読み、毎日12時間以上何台ものPCと向き合い、情報を絶えず収集し、恐怖の感情を降伏し卓越した強い精神を持ち、なかばインサイダーの中に身を置きながら、取引しています。

 

それでいてもゼロサムゲームにおける年収の期待値は0』なのです。

いや証券会社に手数料を取られるのでむしろマイナスです。

そんなことをするくらいならば普通に労働することをおススメします。

 

トレーダーはどうやって儲けているの?

 

でも実際、儲かっているトレーダーがいるじゃないか!と思いますよね。

確かに“運”だけとは言えない要素も存在すると思います。

 

彼らの努力は、一体何の果実を生み、どこから収益を得ているのでしょうか。

それは主に2つあります。

 

①弱者からの搾取

 

ゼロサムゲームとは、誰かが勝った分、誰かが損するゲームです。

 

一体誰が損しているのでしょうか。

もちろん弱者です。弱肉強食の世界においては弱者が負けます。

投機の世界では、政府の保護も保証もありません。全てが自己責任の世界です。

市場が自由であること「公平な勝負が出来る」という意味ではありません。

 

逆です。

丸裸の状態で、情報網が完備された戦車軍団に挑むということです。

 

トレーダーはかなりの資金力と市場の空気を読む力に長けています。

マーケットを読む力をセンスといいまが、簡単にいってしまえばメンタルが強い。

腕っ節が強いと物理的な勝負に強いのと同じで、メンタルが強いと駆け引きの勝負に強いです。

素人(弱者)が勝てる世界ではありません。

 

ただし丸裸といいましたが、個人でも一つだけ最強の武器を持っています。

それは“意思決定”です。

参加するもしないも、どのように参加するかも全てあなたが決定できます。

 

敵に取ってみれば“カモ”が多く来ないといけないわけですから、敵の起こす作戦も決まってきます。

すなわちあの手この手で参加するように誘惑することで、個人の“意思決定”を操作することです。

 

情報操作に乗ってはいけません。

儲けた人の裏には、同じだけ損した人がいる。そして損した人は語りません。

市場の急激な変動があった後に電車の遅延が起こることは決して都市伝説の類ではありません。

 

②情報商材

 

人間は誰しも不確実よりも確実な収益を望みます。

よほど変人じゃなければトレーダーでもそう思うでしょう。

実績さえできてしまえば、確実性を求めて方針転換が出来ます。

・俺が○○して儲かった方法、儲かる法則の販売

・株ブログの発信

・投資本の出版

 

こういったサービスの販売や発言の影響力で利益を上げることも出来ます。

これらが悪いというわけではありません。

必要とされる人に情報を提供することには価値があります。

 

ただし大いにインサイダーを含んでいる現実には目を向けましょう。

無垢な株価がどうなるか予測することは誰にも出来ませんが、残念ながら株価を操作することは比較的に簡単に出来てしまいます。

その情報操作をも利用して儲ける自信があるなら、話に乗るのも一つの手でしょう。

 

しかし企業の価値向上とは無縁の株価操作は必ずしっぺ返しがきます。

そしてその損失はまた、弱小個人投資家が負担していくことになるのです。

 

 投機行為自体は社会に必要

 

ちなみに、個人が投機に手を出さない方がいいとお伝えしていますが、投機行為自体は世の中に必要なものです。

 

もし投機取引がなかったならば、スーパーに並ぶ野菜の価格は数倍になるでしょう。

先物取引にしてもFXにしても、大元は物価為替平準化・安定が目的です。

 

取引市場の中で、本来の目的で取引している人たち(ヘッジャー)は3%程度です。

そして投機目的で取引している人たち(スペキュレーター)は97%程度を占めます。

 

スペキュレーターが大量にいるからこそ、大幅に流動性が上がります。

そうでないと農作物の収穫時期や不作のリスクを分散したいヘッジャーが困ります。

株でも売りたくても売れない、買いたくても買えないような出来高の少ない銘柄なら価格の変動リスクが高く、今すぐ売り抜きたいあなたは困るでしょう。

 

もしスペキュレーターがいない世界だと、ヘッジャーは個々でリスクを吸収するためそもそもの農作物の価格を上げざるを得ません。

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ですので投機家(スペキュレーターには感謝しつつも、自分は投機には参加しないぞ!

という気持ちを持って『投資』の世界へ進みましょう!