とある投資のインデックス

投資とは何なのか、儲けの先にあるもの

短期で儲けたい人はお帰りください。永久不変の『投資の極意』

f:id:sun1200:20200527195032j:plain

 

投資の極意とは一体何なのか

 

世の中あまりにも様々な投資本、投資法や投資ブログなど情報が氾濫しすぎています。

ギャンブルなのか資産運用なのか、はたまた詐欺なのか、投資の本質から大きくズレていっております。

投機をして一攫千金を狙うか爆死したい人は、イナゴ法でもやって運だめしするのも否定はしません。

 

ですが人類の歴史や本当の経済学について触れていくにつれ投資についてわかってきたことがありますので、今回はそのテーマで伝えます。

 

 

結論からいうと、長期の3Rで稼ぐ』です。

 

どういうことか?

3Rとは3つのリスクのことです。(unique risk premium , market risk premium , risk free rate)

 

投資とは英語で “investment” ですが、本来のニュアンスを理解するため英英辞典を確認すると…

investment: when you spend a large amount of time, energy, emotion etc on something.

となっています。つまり本来の意味でも、長期だよ~ ということがちゃんと含まれているのです。

 

さて少し遠回りですが、そもそも投資とは何なのかを考える必要があります。

 

株価が上がるメカニズム

 

次の3つです。

①企業が何かの資本に投資して、投資金以上のリターンを得る

 すると企業価値(儲ける力)が上がって株価が上がる

②経済成長で株価が上がる

③インフレで株価が上がる

 

何を当たり前のことを言ってるんだ、と思いますよね。

ですが、たったこれだけのことなんです。これが資本主義型経済の原理原則です。

ちなみに資本とは簡単には機械や技術とすればイメージしやすいと思います。

 

資本主義の良い悪いは賛否あると思います。

ですが現在の世界が資本主義中心であることは事実です。

それならばその世界の中で賢く生きるか、世界構造を変えるかしか選択肢はありません。

世界構造を変えるよりも今の世界を賢く生きる方がたぶん楽だと思います。

 

さて、上記3要素を踏まえると逆にこれ以外の要素は全てダミーです。

極端にいうとこれ以外の要素は、考慮する必要すらないのです。

 

企業価値が上がるかどうかが、ユニークリスクのリスクプレミアムとして還元されます。

その国の経済成長が、マーケットリスクのリスクプレミアムとして還元されます。

貨幣のインフレが、リスクフリーレートとして還元されます。

これが3つのRです。

 

配当とか自社株買いはどうなの?と思われるかもしれません。

それらは全て企業価値の切り売りみたいなものです。

企業が儲けた金は、会社の投資に回すのか、従業員に配分するのか、株主に還元するのかのいずれかです。(それか内部留保に回すか、債務を返済するか)

長期でみれば、どこに配分しようが本質的には同じことです。

 

配当や自社株買いをしない分、設備投資などに金を回して、企業価値が高まることで株価が上がります。

従業員に還元すれば優秀な人材が集まりやすく企業価値が高まりやすくなります。

結局インカムゲインで還元されるか、キャピタルゲインで還元されるかだけの違いです。

 

むしろ株主の顔色ばかりうかがって配当や自社株買いを積極的に行うような企業は、長期の戦略が立てられない自信のない企業だとも言えます。

もちろん内部留保を溜めることや債務を返済することだけが目的の企業も魅力はあまりないでしょう。

 

いずれにしても長期投資だけが、3Rの恩恵を受けることが出来ます。

長期投資こそが、個人投資家が資産を形成する活路となります。

 

 ユニークリスクプレミアムを狙う

 

個別株からキャピタルゲインを狙います。

 

まず、Eファーマの効率的市場仮説についてお伝えします。

株価の法則として、以下の3つの仮説があります。

①ウィーク型の効率性

 過去の株価の分析は意味は無い。(テクニカル分析を否定)

②セミストロング型の効率性

 財務分析の意味は無い。(ファンダメンタル分析を否定)

③ストロング型の効率性

 内部情報すら意味は無い。(インサイダー情報を否定)

 

まず①ウィークの世界であれば、チャートや出来高などの確認は何の役にも立ちません。

つまり株価は既にテクニカル情報を全て織り込んだ状態になっているということです。

テクニカルは過去の結果でしかなく、未来の予想には何の役にも立たないということです。

※現実にはテクニカルを見て売買している人間がいるので、人間の心理の裏をつけば稼げる“揺らぎ”はあるかもしれません。しかし我々個人投資家は、大口投資ファンドの圧倒的な資金と、心理学を取り入れた超高性能コンピューターのアルゴリズム、情報操作により、その隙を“突かれる側”であり、“儲ける側”ではありません。

 

もし②セミストロングの世界であれば、現在の業績も織り込んだ株価に既になっているということです。

超優良財政で、めちゃくちゃ利益を稼いでいても、それを株価に織り込んでいます。

ですのでファンダメンタルを分析することもあまり意味がありません。

 

そして③ストロングの世界であれば、インサイダーさえも織り込み済みということです。

もし超優良財政で、かなり利益を稼いでいるのになぜか株価が割安という企業があったとしましょう。

これは、マーケットからは見えない何か負の情報をその企業が抱えており、それがインサイダーを通じて株価に反映されているということです。

 

以上3つの仮説ですが、現実の世界はかなり③に近い②だと思われます。

(仮にニアストロング型と呼びます)

さすがに完全に③ストロングの世界ではないと思います。

ザラ場中にサプライズIRがあった場合、株価上昇まで数秒のタイムラグはあります。

また世界金融危機やパンデミックの破壊力は、世界最強の超巨大インサイダーであっても読み切れていないからです。

 

しかし日常においてもインサイダーは溢れています。

・格付け会社の株価操作

・ブロガーやインフルエンサーの影響

・VC等の買収劇

もちろん証券会社の大っぴらな合法株価操作、仕手株、イナゴだけじゃありません。

どの企業であっても、内部情報は普通に氾濫しています。

上場企業の担当営業マンであれば、社外では誰よりも早く技術打ち合わせなどの内容から新商品の情報を知ることが出来ます。

上場企業の業績が急上昇するはるか前に、材料の注文が急増することでその情報を知ることが出来ます。

TVで取り上げられるような情報も、とっくにON Air前に知られています。

 

自分がその情報をマーケットより早く知ることが出来る範囲なんて3500社中2~3社あれば良い方でしょう。

ですが、何千万人がそれぞれ優先的な情報を持っているのです。

中には一般人が知り得ない情報も多く流通しています。

つまりほぼ全てにおいて市場の情報より先にバレバレで株価が動いているのです。

にも関わらず、何も知らないに等しい状態で我々は投資をしなくてはいけないのです。

 

こんなニアストロングの世界で、市場が織り込んでいない株価とは何なのでしょうか?

それは“遠い未来の株価”だけです。

 

成長している会社や収益性の高い会社の場合、今の業績だけを株価に織り込んでいるわけではなく、当然何年か先の株価まで織り込んでいます。

しかし無限の未来まで株価が織り込んでいるわけではありません。

何年先まで織り込んでいるかは“収益率”と“成長率”によります。

株価=毎年リターンされる期待金÷(期待収益率-期待成長率) です。

年金現価系数、確実性等価の計算でそうなります。

※Googleでさえ100年後の単年度価値はほぼ0としかつけようがないです。

 

すると、ユニークリスクプレミアムを得るための結論が出ます。

その企業を、市場が期待している以上に自分が信じられるかどうかです。

 

それを見定める方法は別に取り上げたいと思います。

莫大なリターンを生む銘柄選びの4ステップ - とある投資のインデックス

 

 

 

マーケットリスクプレミアムを狙う

 

これは簡単に言えば、日経平均みたいなもので、国全体の経済成長に大きく関わります。

個別株がいくら調子が良かったとしても、株価下落期ではどうにもなりません。

つまりある程度マクロ経済を考察する必要があります。

 

経済成長を決める重要な点は以下3つです。

・政府の金融政策

・政府の財政政策

・企業のイノベーション

 

国民数はあまり気にしなくていいと思います。重要なのは労働生産性です。

国民数が減少して経済成長している国はいくらでもあります。

日本は経済成長していないから、出生率が減っているだけです。

労働人口が減るとデフレ下では強制的に生産性が上がってしまうのでいずれ人口減も歯止めがかかるでしょう。

 

<金融政策>

日本の場合、株価は上がっている原因はほぼ金融政策のみの恩恵です。

(いわゆるアベノミクス効果ですね)

生産年齢人口の低下や外需が旺盛な時だけ労働生産性は多少回復していますが、

株価UPは、量的緩和により円安になったことで外人が日本株を購入していることが主な理由です。

また日銀やGPIFも株価上昇を後押ししています。ただし企業価値自体はそれほど上がっていません。

ですので外人や日銀が見向きもしない非テクノロジー株なんかは悲惨なもんです。

 

<財政政策>

財政政策は相当劣悪です。失われた20年はまさにこれのせいです。

詳しくは別で取り上げますが、ここが転換出来るか否かに日本の命運が掛っています。

 

<企業のイノベーション>

企業のイノベーションに関してもあまり芳しくありません。

車、TV、マイホームなど、物を所有することに主な価値があった時代では、“ものづくり”が得意な我が国はまさにJapan as No1.でした。

しかし経済停滞の中で世界の情報社会化が急激に進み、テクノロジーやソフトウェアの潮流では大きな後手を踏んでいます。

 

さらに“グローバリゼーション”、“構造改革”、“規制緩和”といった一見耳触りのよい言葉は、むしろ日本の亡国を加速させました。

日本型企業の強みを捨て、人材を捨て、投資を捨て、中小企業を衰退させ、地方を衰退させ、中間層を貧困化し、虎の子の資産を外資に叩き売りすることになっています。

その裏で大儲けしている人たちはいるわけですが…。

 

というわけで、政治方針や経世世論が大きく転換しない限り現時点で日本株にこだわる必要は低いと思っています。(悲しい)

ただし“日本銀行株式会社(政府小会社)”、これだけは要注意です。

企業の本質価値が全く上がらなくても株価だけを引き上げるをほぼ無尽蔵に持っています。

実体経済のマネーストック量が増えないまま、ハリボテの企業価値だけが上昇し、極端にアンバランスになった時、何が起こるか私にはまだ検討がつきません。

 

 

リスクフリーレートを狙う

 

これは経済のインフレ率に左右されます。

元本保証のリターンが得られます。すなわち債権です。

現在の日本では銀行預金よりマシというものですが、50歩100歩です。

1000万円や2000万円で資産運用どうこうできる次元ではありません。

100億円持ってるなら50億円くらい買ったらどうですか?というレベルです。

 

ただし今の長期デフレ日本が異常なだけであって、本来リスクフリーレートは資産運用の核となるといってもいいものです。

人類の歴史は、誰もが豊かになることを求め、アニマルスピリッツが生産基盤を生み出していきます。

その両輪をささえるのが人類史上最大の発明の一つである真の貨幣であり、確実にインフレを導いていきます。

本来は現金をそのまま持っているということも、大きなリスクなのです。

 

インフレ率を上昇させる本質的な要素は、金融ではなく需要です。

これは30年後の経済学では常識になっていると思いますので覚えておきましょう。

 

債権は金利が低すぎるのに保有し、その後本格的な景気上昇(インフレ)期を迎えてしまうと、むしろ実質的な価値が下がってしまうので注意が必要です。

 

今は無理に保有する必要はないと思います。

十分な資産があり最低限の利回りが見込める時、景気後退に備える時に購入すればよいと思います。

 

まとめ

 

最後にCAPM(capital Asset Pricing Model)について触れておきます。

詳しくは別途。

最適なポートフォリオを作るための理論です。

 

その組合せの代表としては、ETFやインデックスがあります。

つまり自分でリスクを分散したポートフォリオをわざわざ組まなくてもETFを買っておけば簡単にして最強のポートフォリオが出来るということです。

(ほんの少し手数料がかかります)

 

そして、債権(リスクフリーレート)最強ポートフォリオ(ほぼマーケットリスクプレミアム)の比率だけを考えればいいのです。

現在は債権は不要としたので、すなわち現金ETF系の比率です。

 

とはいっても投資の醍醐味は、やはり個別株(ユニークリスクプレミアム)への投資です。

これに日本の状況を踏まえると、おのずとベターな作戦が見えてきます。

 

 

◆2020年 私の現在のポートフォリオ

ユニークリスクプレミアム    : 日本株     10%    米株             5%
マーケットリスクプレミアム:   ETF          5%     米S&P500   10%

リスクフリーレート               : 70% (現金)

 

実はなんだかんだいって現金比率高めです。

世界情勢を見ながら機会をみて増やしていきたいと思ってます。