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目次
※IPOの基礎知識がわからない人は別途お調べください。
IPOに申し込もう
証券口座があるなら、おそらくほとんどの人がIPOに申し込んでいるのではないでしょうか?
なぜならご存じの通り、ほぼノーリスクにもかかわらずハイリターンだからです。
世の中、なかなかないですよね。ノーリスク・ハイリターンのギャンブルは。
普通はそんなものは詐欺でしかありません。
ハイリスク・ローリターンはエンジェル投資ですが。
しかし詐欺じゃなく、正真正銘のおいしい儲け話。
それがIPOです。これはある意味事実です。
だけども何か裏があるのではないか?と感じたあなた。
正解です。
例えばめちゃくちゃおいしいラーメン屋が本日だけ無料!とかいうキャンペーンをやっていたら、そのラーメン屋さんにいきますか?
まぁいってもいいんですけど。私はたぶんいかないと思います。
なぜならめちゃくちゃ行列ができるからです。その行列に並ぶ時間ってタダじゃないですからね。
だから「あ~こんなに並ぶならさすがに無料でもいらんわ」となる限界ギリギリのところまで人が並ぶわけです。
というわけでIPO自体は確かにほぼノーリスクでハイリターンですが、とにかく一般投資家にはなかなか当選しません。
そういうことである意味バランスが取れているわけですね。
一応注意点として完全にノーリスクというわけでもないです。
リスク① 詐欺の可能性
→ IPOという話自体が嘘(詐欺)の可能性があります。
きちんとした信用ある証券会社などの情報に基づいて申し込みましょう。
リスク② 公募価格割れの可能性
→ 公募価格2000円で買ったのに、いざ上場したら株価が1800円になった…。
初値予想価格が公募価格をある程度上回る銘柄に申し込みましょう。
IPO初値予想・読者予想・BBスタンス一覧表-96ut.com
もちろん申し込むのも無料ですし、簡単にポチポチっと申し込みできますからやって損はありません。
だからみんな申し込めばいいんです。どっちでもいいんです。
私はちょこちょこ申し込んでます。だからみんなが申し込むと当選確率はさらに悪化します。
やっぱりみんな申し込まないでください。
IPOはなぜ儲かるのか
上場する企業の流れから考えます。※会話は勝手な想像です。
スタートアップ企業の会社A
「当社も成長してきたなぁ…。よっしゃ上場するで!株式公開したらめっちゃお金入ってくるからな。」
証券会社等
「上場なされるならぜひ我々にお任せください。では1株1800円ということでいかがでしょうか?」
会社A
「当社が100万株発行しているから、時価総額18億円か。うーん世間からは100億円の価値がある!とか言われているんだよなぁ。」
証券
「はは、ご冗談を。我々プロがしっかり企業価値を分析したところ1800円が適正でございますよ。」
会社A
「ほんならプロの機関投資家の意見も聞いてみるで。」
プロ機関投資家
「うーん。まぁよくて2000円ってところじゃない?てか、ウチにも株を割当してよw」
証券
「わかりました。じゃあ1900円ってことにしましょうか。まぁ心配なさらなくても上場したらバーンっ!と上がりますから。」
会社A
「よっしゃ。ほな任せるで!20万株新たに発行してワイも5万株売らせてもらうで。」
証券
「じゃあその25万株をウチで1900円で引受させて頂きます。はい、25万株×1900円=4億7500万円どうぞ。」
会社A
「会社資金として3億8000万円。ワイのポットマネーで9500万円GETや。毎度!」
証券
「さて、じゃあ2000~2100円で公募を集めますかね。」
一般投資家(←IPOをやる人)
「おぉ!A社が上場!?激熱やん!2100円でいいから売ってくれーー!!」
証券
「はいはい、並んで並んで。やれやれ申し込みが殺到ですね。でも全部を一般人に売りませんよ(笑)まずはお得意様に優先的におすそ分け。一般人に振り分けるのは1万人の応募者の中の30人だけですね。」
一般投資家(9970人)
「結果:【落選】 知ってた…。」
一般投資家(30人)
「結果:【当選】 えっ嘘。当たってますやん!」
証券
「1900円で引受けた株が2100円で余裕で捌けました。えーと25万株×200円=5000万円 これが我々の手数料というわけです(笑)」
当選した投資家
「2100円で買えた!さていよいよ今日が上場日。一体株価はいくらになるのでしょうか?ドキドキ」
普通に株を売買している投資家
「お~A社が今日上場か。ここは確か時価総額100億円目指せるってうわさだから株価は8000円(120万株)は目指せるな。話題性もあるしちょっと4000円で指値して買ってみるか。」
デイトレードしている投資家
「おっ今日はA社が上場か、こりゃトレーダーの血が騒ぐぜ。いっちょ稼ぎますか。はい2000万円分成買注文っと」
元々A社株を保有しているVC投資家
「売りたくてもルールで今は売れないんすよね~。」
当選した投資家
「お~買いが集中して初値5000円で株価が決まりそう!早速IPOで当たった分を売ろうっと。よっしゃ。29万円の儲け~!」
とこんな感じ(想像)ですので、売る人より買う人が圧倒的に多くなりますので株価は吊り上がります。
きちんと算出された保守的な株価(公募価格)と市場のホットな期待価格(公開時の初値)とのギャップがIPO当選者の利益となるわけですね。
そのギャップが大きいのか小さいのか、購入前から判別できるということが、IPOが儲かる理由の全てです。
つまり当たるとわかっている馬券や宝くじを買う権利という感じですね。
なお上場して初値を付けた後の株価が上がるか下がるかはわかりません。
ただ基本的には市場が冷静になると株価が本来の適正値に戻っていきますので、IPOの場合は下がることが多いです。
もしIPOに当選したら初値で売却するのがセオリーです。
IPO抽選投資の時給は4000円?
でもIPO抽選投資している人ってあなたの周りにどれくらいいますか?
普通の会社員であれば、10人中1人いれば多い方じゃないでしょうか。
意外と当選しちゃうのでは?と思われるかもしれません。
IPOの当選確率は1~2%などと言われていますが、実態はもっと低いように思います。
証券会社や投資家の資金規模にも当選確率は大きく左右されますが、私の場合で考えてみます。
応募回数: 700回ほど
応募資金: 500万円/回 (ざっくり平均)
当選回数: 1回
リターン: 15万円ほど
当然確率は1/700ですが、当選回数が1回しかないので統計的にはまったく不明です。
1/300なのか、1/3000なのかが判断できません。
ただ一般投資家にとっては何百分の1で、少額投資家にとっては何千分の1なんだろうなとおぼろげながら理解できます。
そして1000株申し込んで当選したからといって1000株当たるわけじゃありません。
申し込み株数を増やしても基本的に当たるのは最低単元(100株)だけでしょう。
つまりせいぜい20万円/100株が当たって、それが40万円/100株くらいで売れれば万々歳という感じです。
中には20万円/100株が300万円/100株くらいに大化けするIPO銘柄もありますが、これに当たる確率はそれこそ宝くじ並みでしょう。
一方資金力の話でいくと、私の場合、500万円×700回なのでおよそ35億円で100株だけ当選したということです。
もし買付資金が10億円ある人なら、あるいは当たりまくりなのかもしれません。
ただ10億円ある人がセコセコとIPO抽選申し込みしているかといえば怪しいですが。
※もっと証券口座に資金を移してもいいのですが、結局軍資金があると投資に回しちゃいます。
それこそ証券会社の思うつぼですから自分でセーブしています。
ところで、何年にも渡って700回もセコセコと申し込むって一体何時間費やしているんでしょう。
申し込みには以下のステップを要します。
①IPO案件を確認する 1分
②銘柄毎に予想価格を確認する 1分
③自分の買付資金を確認して上限公募価格でいくら申し込めるか計算する 1分
④パスワードの入力などをして申し込む 30秒
⑤後日、結果を確認する 30秒
おそらく、1回あたり4分ほど掛かっているのではないでしょうか?
申し込むときはある程度まとめて処理するのでもう少し早く仮に3分としましょう。
3分×700回=2100分 つまり35時間です。
ドラクエとかクリアできそうですね…。(FF派だけど)
今のところ儲かった金額が15万円なので、
15万円÷35時間≒4300円 時給4300円です。
これはキャバクラですか?
SBI証券だとIPOに外れる毎にポイントが1P溜まっていきます。
(だから申込回数が大体わかるというわけです)
ポイントを使っていつかまた当たればいいんですが…。